2020年11月13日 金曜日
東洋医学を知ろう!②
復習
「気」「血」「津液」この3要素が体内をバランスよく循環するこ とによって健康が維持され ると考えられる。
「気」 ― 体を巡る生命エネルギー(代謝・運動等のエネルギー)
「血」 ― 血液によって各臓器を栄養し健康に保つ
「津液」 ― 血液以外の全ての体液(汗、唾液、尿、関節液など)のこと
~講座2~
今回は「気」の種類についてみていこうと思います。
まず、気は先天の気と後天の気に分けられます。「先天の気」とは両親から受け継がれる気のことで、生まれながらに持っているエネルギーであり、腎に蓄えられます。生まれた段階でほぼ総量が決まっており、自然の成り行きとして、年齢を経るごとに減少していきます。生活習慣の乱れやストレスでもすり減ってしまいます。「後天の気」とは生まれた後に飲食物から得られた気のことです。東洋医学の「脾(ひ)」と関係が深く、西洋医学でいうと、胃腸などの消化器系を意味しています。
元気(げんき) ― 生命活動の源となる気。
宗気(そうき) ― 呼吸活動を補助し、心脈に作用して身体中の気血を循環させる働きをしています。
営気(えいき) ― 血とともに脈中を流れる気。栄養分に富み、臓器を栄養し健康に保ちます。
衛気(えき) ― 脈外を流れる気。外邪の侵入を防いだり、また追い出す働きをしています。体温の維持や発汗に関係する気です。
今回は「気」について学びました!「気」といっても1つではなくいろいろな働きがあることが分かりました。次の講座ではこの気がどのように作用していくかを見ていきたいと思います。すべて今後につながる内容ですので、忘れずに覚えていきましょう!
それでは、また次の投稿でお会いしましょう(^^♪
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